こんにちは。
全国的に緊急事態宣言も明け、少しずつ経済活動も再開されたように感じます。
今年の夏は海での遊びも自粛を強いられていたため、お客様も我慢の続くことも多かったことでしょう。
本サイトにも多くのお問い合わせを頂きました。その中でも“運営について“のご質問が多かったため、今回は水上アスレチックの運営についてご紹介します。
水上アスレチックの運営を知ることで、導入後の活用シーンがより明確になります。
水上アスレチックの運営について
水上アスレチックの運営方法は大きく分けて「時間制」と「1日間」の2パターンです。それぞれのデメリットとメリットをご紹介していきます。
水上アスレチックの運営方法① 時間制(マリンレジャー体験)
時間制の運営とは、設定された時間内で運営する方法です。マリンレジャーの体験として、気軽にお楽しみいただくことに向いています。
1回の制限人数を自由に決めることができるため、安全管理とスタッフ配置を事前に設定することが可能です。海水浴場や海岸での運営におすすめです。
時間制のデメリット
水上アスレチックを時間制で運営する場合、以下のデメリットがあります。
- 満足度に個人差がある
- 滞在時間のUPが見込めない
時間制で区切ることで、お客様によっては物足りなさを感じる可能性があります。長時間の滞在が見込めないため、運営施設内での利益率をあげるには別の施策が必要です。
運営側で時間を管理するため、お客様に待ち時間が生じることがあります。
デメリットを把握したうえで施策を工夫すると、より効果的な運営が可能です。
時間制のメリット
水上アスレチックを時間制で運営するメリットは以下の3つです。
- 管理がシンプル
- メンテナンスの時間が作れる
- 小さい規模の水上アスレチックの実施が可能
時間制は運営側主体で管理ができます。運営側で催行の回数と時間を設定できるからです。
稼働スケジュールの合間にメンテナンスを行うことで、より安全性の高い遊具体験をご提供できます。
大きな規模はもちろん、小さな規模でも水上アスレチックの実際ができると好評です。
水上アスレチックの運営方法② 1日間(滞在型メニュー)
1日間の滞在型メニューとは、設定した運営時間内であれば自由に遊べるチケット制の運営方法です。リゾートホテルや娯楽施設などの観光スポット化に向いています。
1日間のデメリット
1日間の滞在型メニューならではのデメリットは2つです。
- 管理体制の整備が重要
- 大規模の水上アスレチック向き
運営時間は常に稼働するため、お客様の管理やスタッフの配置など人手がかかります。
お客様が長時間遊んでも飽きないように、大規模な会場が必要です。
1日間のメリット
1日間の滞在型メニューはうまく運営することで大きな成果を見込めます。
- 顧客満足度が上がりやすい
- セット販売で客単価が増える
- 宣伝に強力なインパクトがある
会場内の飲食や、パラソルのレンタルなどをセットでご提供することで滞在時間を増やせます。お客様の滞在時間が長ければ、運営施設としての利益率が上がります。
水上アスレチックを好きなタイミングで遊べるうえに、ついでに様々な体験ができるので顧客満足度UPが期待できます。
団体向けの会場やホテルに隣接している海水浴場におすすめの運営方法です。
水上アスレチック運営の危険因子について
水上アスレチックには、海や川で行うアトラクションならではの危険因子があります。
運営をするうえで抑えておくべき危険因子を紹介します。
遊具で遊ぶうえでの危険因子
水上アスレチックで遊ぶときには、さまざまな危険因子があります。
- お客様同士のぶつかり合い
- 遊具の下に押し付けられる
- 遊具上での転倒
- 遊具上での酔い
- 遊具上での熱中症
これらは監視体制とお客様理解があれば 80%以上防げます。スタッフ同士のコミュニケーションはもちろん、お客様へ理解していただくための案内が必要です。
ちなみに、救命胴衣を着用していても溺れる可能性があります。安全管理の徹底は重要です。
海でご利用いただく際の危険因子
水上アスレチックを海に設置する場合は、海に生息する危険生物との接触に注意してください。
- オコゼ
- ゴンズイ
- カツオノエボシ
- ハブクラゲ
- ミノカサゴ
- ガンガゼ など
水上アスレチックから海に落下するときだけでなく、危険生物が遊具に接触する可能性があります。
危険を回避するためにも、スタッフ同士や医療機関との連携、定期的な救命救急を学ぶことが重要です。
運営するうえでの注意点
水上アスレチックのご利用のお客様には、事前に同意書の記入と保険の加入を推奨しています。
海や湖、川などの水上で行うアクティビティなので、さまざまなリスクが伴います。危険生物との接触事故や怪我への対策を欠かさないようにしましょう。
また、経済産業省のガイドラインを必読し、運営側でのマニュアル作成をお願いします。
安全管理ができて初めて水上アスレチックを活用することができます。
弊社は購入時に製品と運営に関する情報提供を持続的に行っていきます。
弊社オキマリンへのお問い合わせ事例
弊社は沖縄県内にて水上アスレチック運営を行っております。
Dリングや取手の位置、メンテナンス、修理など行い、運営側の目線で疑問にお答えさせて頂いております。
その中でも多くのご相談を頂いた「アンカーの打ち方」と「破損」についてご紹介します。
アンカーの打ち方
アンカーは水上アスレチックの耐久性や安定性に大きく影響するので、初回の設置時には必ず同席しております。
アンカーを打つ際には、水上アスレチックにかかる負荷や全体のバランスを考えることが重要です。風や波の影響を大きく受けるからです。
「遊具を固定したらOK」と考えるだけだと、使用できる期間が短くなってしまいます。安全かつ長期的に利用するためにも、毎日のチェックや全体のバランス把握をしっかり行いましょう。
水上アスレチックの破損
水上アスレチックはビニール製品なので、使用をしていると外的要因による破損が起こり得ます。
破損したまま利用し続けると事故の要因になります。少しでも早く破損に気づくためにも、毎日の品質チェックは欠かせません。
変化に気づくことができれば、破損状況に応じて適切な対処が可能です。
>> 海上アスレチック遊具の素材を解説します【生地と部品の品質理解】
水上アスレチックを安心して運営していただくために
この記事では水上アスレチックの運営方法をご紹介しました。
水上アスレチックの運営方法を把握することで、導入後のイメージをより具体的に持つことができます。
弊社は、水上アスレチックを安全に運営していただくために、販売後のアフターフォローに力を入れております。日々のメンテナンスや修理、安全管理を共有することが重要だからです。
アフターフォローはおもに、メールやSNSで情報交換を密に行い、コミュニケーションを図ります。ご購入いただいた後の不安を解消するために、丁寧なサポートを行います。
貴社のご希望に沿うようご提案させていただきます。ご興味やお悩みがございましたら、ご気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いします。
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